ほとんど観る将のひとりごと

たまに指したりもします

棋王戦第二局

 先日行われましたね

先手の伊藤七段の戦型に注目していましたがまさかの角換りでした

前回持将棋定跡を持ち出した側が今度はされた側を持つというのは面白いし自信を感じさせますね

戦型が決まってからは特有のスピードでどんどん進んでいきました

もう珍しくないとはいえお互いの研究量に圧倒されます

昼休憩あたりの局面は後手陣はスカスカなものの先手も飛車桂馬だけでは攻め潰すのも難しいのかなとみていました 感想戦見てる感じではお互い難しいと思ってたみたいですね

 

昼休憩から再開後は長考の連続でさすがタイトル戦だなあという感じ

伊藤七段の竜を追いながらいつのまにか手厚くなっていく藤井陣を見てさすがの戦上手だと感じました

 

最後は好所に角をでて歩の一発から鮮やかに寄せて棋王の勝利 おみごとでした

 

持将棋定跡ひとつで角換りがかわることは少なくとも人間的にはないということでしょうかね

いくら研究が進んでも完全解析されない限りは「結局難しい」ということになりそうです

それをこの棋王戦の二局で教えてもらった気がします

 

次も楽しみです それでは